実は此処を、マスメディアや巷の云う「限界集落」などと、私は思っていない。電気・水道の無い本当の山奥と比べて~と言う意味でもない。住民が減り続け、たとえ一人になったとしても、世界に通じる情報ツールと自前の移動手段を手にしている限り、最も自由な生き方が出来る。この国の本当の豊かさを実感出来る「王国~共和国」だと思っている。適度な距離感で接する人と人との関係性は、人間本来の優しさを取り戻す機会にも溢れている。「高学歴なバカ」が作った理不尽な決まり事は、時には無視することが出来る。
個人の生き方に関わる事なので、それぞれの特徴をあげつらって「ディス…る(!?)」つもりは無い。しかし対極にある都市の高層マンションこそ、私にとっては「限界」と思える。
元「ウィークエンド・パイロット」の端くれとして、眺望の良さには共感しても、21歳から39歳迄の19年間を過ごした東京の生活で感じた、私の個人的:限界を乗り越える事は最早不可能だ。理不尽な決まり事で縛られた不自由は、生きている意味が無い。
私にとって、此処は「限界集落」では無い。人間の本質は「記憶=思い出」そのものだと信じるから、一人になる事も怖くはないから。
20年前の上美流渡町内会:新緑の会
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