限界集落の厳冬期を生きる…という事。

豪雪地帯の厳冬期こそが、この地に生きる覚悟を養ってくれます。これは今年1月2日の朝。一晩にしてこの積雪も、特段驚くにはあたりません。


しばしば見聞きする「雪下ろし事故」ですが、1992年建築以来、この屋根に上ったことは一度もありません。これは、雪庇が最大になった今年の1月4日。

屋根の雪は、殆どの割合で気温が(氷点下以上に)上昇した日の夕方から夜にかけて、自然落下してくれます。これは1月12日の夕方。

勿論、落雪(実は落氷)の直撃を受ければ、ただでは済まないので、歩行通路や車両保管位置など、慎重な事前対策が必要です。

それでも10年に一度の超豪雪は、人間の対策を嘲笑うように襲い掛かります。以下は、この30年の間に受けた被害の一部です。

しかし、取返しのつかない大怪我や落命に比べれば、家も工房も所詮は何時か壊れる定めの「モノ」に過ぎません。そして修理工事を担保する少々高額な保険料:負担も、命の代償と考えれば、納得できるものです。

では何故、そんな覚悟を必要とする、限界集落に暮らすのかは、また次回…。

ミルトマップ木工房

「ミルトマップ」は、この地:美流渡の語源とされるアイヌ語です。 心やさしき、人々へ~。 あなたの椅子とテーブルを、ミルトの森から~。

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