主に着陸(…や離陸)を待機している状況で、管制機関から「You are No 2」と順番を指示された場合、例え一人で搭乗していても、「We are ~」(※注)と応答(確認)します。
これは、1927年「大西洋:単独無着陸横断」を成し遂げた「チャールス・リンドバーグ」が、愛機「スピリット・オブ・セントルイス」に語り掛けた「翼よ、あれがパリの灯だ…!」に倣ったと、嘗て古参パイロットに聞かされました。
その真偽を確かめるまでもなく、ウィークエンド・パイロットを卒業した今でも、私はこの逸話とセンテンスに愛着を感じます
(※注=直近の憶えでは4年前・丘珠のトラフィック・パターンで同様に応答しましたが、ATC:用語基準の変更によっては、間違いかもしれません。)
生身の人間一人は、この地球上で極めて脆弱な存在です。相棒無しで、空は飛べません。それどころか、普通に生きてゆく事さえ、出来ない筈です。それは、限界集落で暮らす「独居:爺」には、日々の実感として骨身に染みています。だからこそ、人間には相棒が必要です。
同伴者でも、隣人でも、愛犬でも、愛車でも、愛機でも…いいから。
今の私にとって、最も頼りになる相棒は、日本の誇るべき「ガラパゴス」軽:貨物車でありながら、「自動運転レベル:2」の先進技術を装備した「N-van」です。
「最悪を想定し、楽観的に生きる」のも、古参パイロットの教えですが、私が40歳目前で都会生活を諦めたのは、自分の身体的・精神的能力では「都市の最悪事態」に対処して家族を守ることは出来ないと直感したのだと、今なら答えられます。
それは、厳冬期の代替え移動手段:確認の為、公共交通機関を利用して札幌の友人宅を訪ねた経験と、相棒=N-vanとの比較をしたことから、改めて実感したことです。(詳細なレポートは、次回にでも…。)
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