金持ちなんて怖くない!! (金にまつわるetc#1)

これは、「氷点」の作家:三浦綾子氏(1922~1999)の言葉です。

経済的格差が根本的な社会問題として認識され、資本主義の在り様について、様々な立場からも言及されるに至った、今日の言葉ではありません。

戦後復興が叫ばれ、誰もが豊かになることを目指した昭和の時代。大多数が「金持ち」を羨望の目で見上げた時代。旭川郊外の雑貨店を営みながら、朝日新聞の懸賞小説に当選した主婦が、売れっ子作家になった後に著した「エッセイ集」の中の言葉です。具体的内容は忘れましたが、この言葉は鮮烈な記憶として刷り込まれ、時折思い出しその意味を考えます。売れっ子作家になった彼女は、その時点でも自分を「金持ち」だとは思っていないのです。


一部の人達は、「前澤氏」の宇宙旅行を「金持ちの道楽」と揶揄していますが、私は彼を所謂「金持ち」だとは思いません。前澤氏自身が言うように、「たまたま大金を手に入れた人」なのです。使い方に賛否両論はあるようですが、私は彼の破天荒な浪費や無邪気なハシャギ方を、微笑ましく思います。

私が思う「金持ち」とは、稼いだ金の使い方を知らない、可哀そうな人達のことです。

ミルトマップ木工房

「ミルトマップ」は、この地:美流渡の語源とされるアイヌ語です。 心やさしき、人々へ~。 あなたの椅子とテーブルを、ミルトの森から~。

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