いよいよ色のない季節に…。

同じ北海道でも、積雪ゼロの札幌から50㎞離れた美流渡(旧地名:ミルトマップ)では、既に風景から色が消えました。展示室の木馬とカワセミが見ている「真っ白な世界」は、流石にもう春まで解ける気配はありません。これから続く長く凍える季節は、少し立ち止まって色々なことを考える絶好の機会です。

人類一丸となって立ち向かわなければ敵わない新たな自然の脅威は、少しは世界が良き方向に変わる切っ掛けになってくれるのでしょうか。エルサレムの市場を打ち壊した「イエス」や、悪人こそ救われるべきと説いた「親鸞」の哲学を、多くの現代人が理解する日はくるのでしょうか。

自分自身も、大事な友を失い、伝わらない想いを痛感し、頑張れば成し遂げられると信じて突っ走るだけでは無い、ほかの生き方もあると思い始めています。

自分の弱さ至らなさを知ることが、残り少ない時間を豊かにすることだと気づき始めています。



ミルトマップ木工房

「ミルトマップ」は、この地:美流渡の語源とされるアイヌ語です。 心やさしき、人々へ~。 あなたの椅子とテーブルを、ミルトの森から~。

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