飛行機乗りの3割頭

 国土交通省:航空局の資料は、自家用パイロット:飛行時間300~1000時間の事故率が、比較的高いと提示しています。上手くなったと思う頃が、最も危ないと言えるのでしょうか…?


 今から半世紀前、まだ身近にいた「先の大戦」を生き残ったパイロットから、「飛行機乗りの3割頭=地上を離れたら、人間の思考力など地上の3割しかないと思え、一瞬を争う危機に直面した時に、その場で正確な対応を考えられるなどと思うな!」…と度々言われた。最悪の事態を想定し、予め周到に執拗に対応策を準備しなければならない。どんな状況下でも、混乱による思考停止(パニック)に陥らない、心の準備をしなければならないと、教えられた。

 それでも起こりうる想定外の危機に際して、頼るべきは自分に対する信頼感=自信しかない。確固たる自信は、訓練と知識や情報に対する謙虚な好奇心によって更新される。正しく新しい知識を得る事なしに、訓練を技量向上につなげる事はできない。理論に基づいた訓練を繰り返し、フレッシュな感性と技術を身に着け、初めて空を飛ぶことが出来るのだ、決して曖昧な勘や慣れなどに頼ってはならない。その為にこそ、どのレベルのパイロットにとっても、日々の訓練が必要なのだ。

 そもそも人間には空を飛ぶ動物的な能力など無いのだから。

 技術以外に肝要なのは、勇気と潔さと粘り強さ。勇気を持って下した決断を信じ切る潔さと、最期まで諦めない粘り強さが、「最良のパイロット=生きて帰るパイロット」の条件と、教えられた。 たとえ平和な空であっても、人間にとって、飛ぶことは特別な事だから…。

  自画自賛は自信過剰の破滅に繋がり、身勝手な我田引水を自然は許さない。 

ミルトマップ木工房

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